原因
正式には顔面神経痛という病名は存在しません。
顔面が痛むので顔面神経痛と呼ばれがちですが、正式には「三叉神経痛」と呼ばれています。
それは顔面神経痛の原因が、三叉神経にあるからです。
三叉神経とは脳神経の一つであり、主に顔面の感覚などを支配する神経です。
これが、脳腫瘍や脳動脈の硬化によって圧迫されると顔面神経痛(三叉神経痛)が起こります。
痛みは神経から直に起こるものであり、その痛みは激烈です。
歯医者での麻酔なしでの治療を想像してみるといいかも知れません。
その痛みが、軽く頬や唇に触れただけで起こるのです。酷い場合は触れもせずにも痛みます。
顔面神経痛は薬による治療は不可能で、痛みを和らげるだけでも特別な鎮痛剤を要します。
しかし、確立した治療法は存在しています。
それはズバリ手術です。
頭部の手術と聞くと気後れしてしまいがちですが、顔面神経痛の手術はさほど難しくはありません。
頭蓋骨切開などの必要は無く、耳の後ろ側に少し穴をあけるだけの比較的簡単なものです。
原因となっている三叉神経の圧迫を、直接、圧迫している動脈を引き離して解消させます。
この方法ならば、顔面神経痛はほとんど100%の確率で治療できますが、逆にいえばほかの手段はありません。